切遣(読み)きりづかい

精選版 日本国語大辞典 「切遣」の意味・読み・例文・類語

きり‐づかい‥づかひ【切遣】

  1. 〘 名詞 〙 金銀を適当な分量に切り、貨幣として使用すること。鎌倉時代から江戸初期まで、大判小判、また、豆板銀などが鋳造されるまで行なわれた。
    1. [初出の実例]「昔は四角成のべ金にて切遣ひ成しを、足利の時砂金の二品に改る」(出典:草茅危言(1789)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む