日本歴史地名大系 「刈沼新田村」の解説 刈沼新田村かりぬましんでんむら 栃木県:宇都宮市刈沼新田村[現在地名]宇都宮市満美穴町(まみあなちよう)北は板戸(いたど)村、東は刈沼村、西は鬼怒川を隔てて河内(かわち)郡上平出(かみひらいで)村と対する平坦地。芳賀(はが)郡に属する。慶長一五年(一六一〇)板戸村次郎兵衛が板戸村字川岸前(かわぎしまえ)に水口を設け、新しい用水を引いて刈沼新田を開いたという。寛文一〇年(一六七〇)鬼怒川との間の台地に全長約一四三間の隧道を掘抜き、刈沼新田用水から引水し、刈沼・野高谷(のごや)・道場宿(どうじようじゆく)・氷室(ひむろ)と打越(うちこし)新田(現芳賀郡芳賀町)を含めて六ヵ村の組合用水となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報