列伝体(読み)レツデンタイ

デジタル大辞泉 「列伝体」の意味・読み・例文・類語

れつでん‐たい【列伝体】

史記述法の一。列伝1形式によって歴史書を構成するもの。司馬遷の「史記」に始まる。→紀伝体

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精選版 日本国語大辞典 「列伝体」の意味・読み・例文・類語

れつでん‐たい【列伝体】

  1. 〘 名詞 〙 歴史記述法の一つ天子の伝である本紀をはじめとして、個々人の伝を列記することによって歴史書を構成するもの。司馬遷の「史記」に始まり、中国正史はすべてこの形式によっている。
    1. [初出の実例]「新井白石以来洋学に志したものを洩れなく網羅し、列伝体にその発達を叙したものである」(出典:閑談の閑談(1933)〈吉野作造〉一)

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