最新 地学事典 「初生磁化」の解説
しょせいじか
初生磁化
primary magnetization
古地磁気学では,岩石や堆積物が形成されたときに獲得された自然残留磁化を意味し,理想的には磁化方向はその当時の地球磁場と平行で,強度は地球磁場強度に依存していると考える。初生磁化の獲得機構には,熱残留磁化・堆積残留磁化などがある。初生磁化以外の後生的な磁化を二次磁化(secondary magnetization)といい,粘性残留磁化・化学残留磁化などがある。初生磁化と二次磁化を分離するために,各種の消磁や,褶曲テスト・礫岩テストなどの野外テストを行わなければならない。
執筆者:鳥居 雅之
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

