demagnetization
強磁性体の⽰している巨視的な⾃発磁化を消去すること。地学分野では古地磁気測定で試料の磁化を以下の⽅法で部分的に消去し,初⽣磁化を抽出する⼿法として⽤いられることが多い。熱消磁(thermal demagnetization):磁性粒⼦の緩和時間が⼗分⼩さくなる温度(固着温度)付近まで無磁場中で加熱冷却する。交流消磁(alternating field demagnetization):ある最⼤値の交流磁場に晒したのちに交流磁場をスムーズに減衰させることによって,最⼤磁場より⼩さな抗磁⼒を持つ磁性粒⼦の磁化⽅位をバラバラにする。低温消磁(low temperature demagnetization):無磁場中で磁性鉱物の相転移温度まで冷却する,などの⼿法があり,他に化学消磁,マイクロ波消磁も⽤いられる。磁強度を段階的に上げながら磁化測定を繰り返し(段階消磁,progressive demagnetization),残留磁化ベクトルの変化をザイダーフェルト図などで観察する。
執筆者:清水 吉雄・鳥居 雅之・渋谷 秀敏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
強磁性体やフェリ磁性体の残留磁化を0にすることをいう.これには熱消磁法と交流消磁法とがある.また,断熱消磁法は常磁性体を用いるので意味が違い,これは常磁性体に等温で磁場を加えて磁化させ,次に断熱的に磁場を取り去り,これを繰り返して極低温に達する方法である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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