消磁

デジタル大辞泉の解説

しょう‐じ〔セウ‐〕【消磁】

degauss交流電流や熱などによって、磁性体磁化を消し去ること。特に、強磁性体の残留磁気を消すこと。CRTディスプレーやテレビのブラウン管で、地磁気や周囲にあるスピーカーなどの影響を取り去る機能もさす。デガウス
磁気テープハードディスクなどに書き込まれたデータを消すこと。

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IT用語がわかる辞典の解説

しょうじ【消磁】

CRTディスプレーやテレビのブラウン管の周囲の磁気を取り除く機能。コンピューター本体やスピーカーなどによる磁気を取り除き、画面のむらや色にじみを起こさなくする役割を持つ。

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大辞林 第三版の解説

しょうじ【消磁】

磁性体の磁化を消すこと。強磁性体の残留磁化を消すには、熱したり交流磁場を加える。
磁気テープなどに書き込まれた記録を消すこと。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

消磁
しょうじ
demagnetization

磁性体磁化のない状態にすること。常磁性体反強磁性体では,外部磁場がない状態が消磁状態であるが,強磁性体では磁気履歴 (ヒステリシス) のために外部磁場がなくても残留磁化によって消磁状態にはない。したがって消磁するためには,温度を強磁性が消失するキュリー点 (→キュリー温度 ) 以上にして磁気記憶をなくしてから冷却する熱消磁の方法と,交流磁場もしくは正負の磁界を交互に加えて,その交番磁界の大きさを徐々に小さくして,磁場をなくしたときに磁化が消滅するようにさせる交流消磁法とがある。また常磁性体を等温で磁化したのち断熱状態で消磁する断熱消磁は低温生成の手段に利用される。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しょう‐じ セウ‥【消磁】

〘名〙 強磁性体を磁化のない状態にすること。
※コンピュータとどう付き合うか(1982)〈坂村健〉五「カセットレコーダの〈略〉ヘッドの消磁をして」

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化学辞典 第2版の解説

消磁
ショウジ
demagnetization

強磁性体やフェリ磁性体の残留磁化を0にすることをいう.これには熱消磁法と交流消磁法とがある.また,断熱消磁法は常磁性体を用いるので意味が違い,これは常磁性体に等温で磁場を加えて磁化させ,次に断熱的に磁場を取り去り,これを繰り返して極低温に達する方法である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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