最新 地学事典 「ザイダーフェルト図」の解説
ザイダーフェルトず
ザイダーフェルト図
Zijderveld diagram
ベクトル成分図とも。消磁の各段階の磁化ベクトルの終点を結んだ折れ線の,⽔平⾯と南北あるいは東⻄の鉛直⾯への⼆つの投影図を,共通の軸が⼀致するように重ねた図。直交⾯投影図,直交消磁図とも。提唱したJ.D.A.Zijderveld(1967)によれば,⽔平⾯への投影を⿊丸で,鉛直⾯への投影を⽩丸で表し,鉛直⾯として南北⾯が使われ,横軸に共通軸となる南北軸が,右が北となるようにとられている。磁化が消磁に対する抵抗⼒(交流消磁の場合は抗磁⼒,熱消磁の場合はブロッキング温度)の異なる複数の成分からなっているとき,各成分はザイダーフェルト図上で直線となって現れる。この直線の⽅位を最⼩⼆乗法等で取り出せば最も消磁されにくい成分以外の⽅位も知ることができる。参考文献:J.D.A.Zijderveld(1967) In D.W.Collinson et al.(ed.), Methods in Palaeomagnetism, Elsevier
執筆者:渋⾕ 秀敏
参照項目:消磁
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

