初祖(読み)ショソ

精選版 日本国語大辞典 「初祖」の意味・読み・例文・類語

しょ‐そ【初祖】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 家系・血統の初代。流派の初代。
    1. [初出の実例]「大宋高僧伝云、有顕・密・心三教、顕教摩騰為初祖、密教金剛智為初祖、心教達磨為初祖」(出典興禅護国論(1198)上)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐寄劉孝叔詩〕
  2. [ 2 ]
    1. [ 一 ] 禅宗で、開祖達磨(だるま)大師のこと。
      1. [初出の実例]「少林初祖笛無孔、栗里先生琴没絃」(出典:詩聖堂詩集‐二編(1828)九・偶成)
    2. [ 二 ] 肩衝(かたつき)茶入。小堀遠州の選んだ中興名物の一つ。堀正意(杏庵)作。同じ作者の同型の茶入のうち、最もすぐれているところからいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android