初観音(読み)ハツカンノン

デジタル大辞泉 「初観音」の意味・読み・例文・類語

はつ‐かんのん〔‐クワンオン〕【初観音】

1月18日、その年初めての観世音菩薩縁日 新年

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精選版 日本国語大辞典 「初観音」の意味・読み・例文・類語

はつ‐かんのん‥クヮンオン【初観音】

  1. 〘 名詞 〙 正月一八日、新年になって初めて観音に参詣すること。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「初観音(ハツカンオン)は三ケ尻村(十八日)と上岡村十九日)との観音此地方にては最も盛況なり」(出典風俗画報‐一五六号(1898)人事門)

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世界大百科事典(旧版)内の初観音の言及

【縁日】より

…なお《古事談》には,地蔵を8日にしているが,むしろ8日は薬師の縁日が一般的であった。 江戸時代,仏教が民俗化した段階で,主な縁日をあげると,観音が毎月18日,正月の初観音のほかに,元旦詣は100日参詣と同じ利益があるという。ほかに7月10日の四万六千日などが知られる。…

※「初観音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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