初酉神社(読み)はつとりじんじや

日本歴史地名大系 「初酉神社」の解説

初酉神社
はつとりじんじや

[現在地名]筑波町漆所

漆所うるしじよ北部台地に南面して鎮座北方の筑波山の遥拝地の観がある。祭神は天御桙命・大己貴命。例祭は一二月一〇日。創立年代は不明であるが、筑波山麓では麻・桑の栽培が古くから行われていたことが「万葉集」や神郡の蚕影かんごおりのこかげ神社の存在などから知られており、当社は古代の機織部(服部)の集住と関係があると考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android