真雁(読み)マガン

デジタル大辞泉 「真雁」の意味・読み・例文・類語

ま‐がん【真×雁】

カモ科の鳥。全長72センチくらい。全体灰褐色くちばし桃色で額が白い。ユーラシア・北アメリカ北部で繁殖日本には冬鳥として渡来し、ガンでは最も数が多い。かり 秋》
[類語]がんかり初雁はつかり帰雁落雁かりが音

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 初雁 名詞

精選版 日本国語大辞典 「真雁」の意味・読み・例文・類語

ま‐がん【真雁】

  1. 〘 名詞 〙 カモ科の鳥。全長約七二センチメートルの中形のガン。頭とくびは褐色背面は黒褐色で羽毛のへりは灰白色を帯びる。くちばしは肉色で、基部にある白帯が目だつ。北半球の極北部で繁殖し冬は南方へ渡る。日本には一〇月ごろ各地の湾・沼沢水田などに渡来する。昼は水上で眠り、夕方に農耕地で水草穀類などをあさる。飛びながらグヮン、グヮンと鳴き、昔から「かり」として知られる。現在日本に渡来するガン類の中で最も多い。がん。かり。《 季語・秋 》 〔本朝食鑑(1697)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む