判官びいき(読み)ほうがんびいき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「判官びいき」の意味・わかりやすい解説

判官びいき
ほうがんびいき

悲劇の英雄源義経をひいきすることをいい,さらに広く,英雄に対する尊敬,憧憬の念とその薄幸な生涯に対する同情,ひいきの心情をいう。のちには転じて弱者に対するひいきをもいうようになった。「判官」は義経が検非違使 (けびいし) の尉 (判官) で九郎判官と呼ばれたため。鎌倉,室町時代の義経を描いた判官物は判官びいきの所産であるが,江戸時代の戯曲,小説にもその心情に基づく作品が少くない。

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