デジタル大辞泉 「別れの櫛」の意味・読み・例文・類語 わかれ‐の‐くし【別れの×櫛】 1 平安時代、斎宮いつきのみやとなった皇女もしくは女王が、伊勢への出発を前に参内して別れを告げるとき、天皇がみずから斎宮の髪に挿して与えた櫛。2 別離や不吉なことの前兆としての櫛。投げ捨てられたり人に与えられたりする櫛。嫁入りに際しては、二度と実家へ戻らないようにと与えられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例