利木村(読み)りきむら

日本歴史地名大系 「利木村」の解説

利木村
りきむら

[現在地名]湖西市利木

大知波おおちば村の東に位置し、南は浜名湖に面する。古くは大知波村内に含まれ、力村とも記した(寅卯年「袴善兵衛手形」吉原家文書)。当村庄屋吉原家には天正一七年(一五八九)一一月三日の徳川家七ヵ条定書(同文書)が残る。領主変遷は大知波村と同じ。正保郷帳によると田方七三石余・畑方二八石余、好善こうぜん(現曹洞宗高禅寺)領一石余・天神領一石。元禄郷帳では高一一七石余。寛延三年(一七五〇)の村指出帳(吉原家文書)によると田方六町八反余・畑方四町三反余、家数三四・人数一五八、馬一、出稼人二九、郷蔵一、御林一・百姓林三六ヵ所、利木・横山・大知波・太田おおた入出いりで五ヵ村入会の薪刈場がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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