(読み)カツ

デジタル大辞泉 「刮」の意味・読み・例文・類語

かつ【刮】[漢字項目]

[音]カツ(クヮツ)(漢)
えぐりとる。こする。「刮目かつもく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「刮」の読み・字形・画数・意味


8画

(異体字)
9画

[字音] カツ(クヮツ)
[字訓] かきとる・けずる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は舌(かつ)。舌の初形は(かつ)。氏は(けつ)(把手のある曲刀)、口は(さい)で、祝の器。その器にを加えて、その祝の呪能を害することをいう。は刮の初文。更に刀を加える刮は、その繁文である。

[訓義]
1. かきとる、けずる。
2. あばく。
3. みがく、へらす。

[古辞書の訓]
名義抄〕刮 ケヅル・ムシル・ワブル・コソグ 〔字鏡集〕刮 ケヅル・コソグ・ナヅ・ムシル・スル・ハグ・ハツ・メヲソロフ・ハラフ・トドム

[熟語]
刮眼刮抉・刮語刮垢刮骨・刮擦刮刷・刮車刮除・刮席刮舌・刮絶刮躁・刮地刮滌・刮発刮摩・刮面刮目
[下接語]
巧刮・細刮・清刮・洗刮・皮刮・風刮・磨刮

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android