前先(読み)マエサキ

デジタル大辞泉 「前先」の意味・読み・例文・類語

まえ‐さき〔まへ‐〕【前先】

将来。また、将来を見抜くこと
「道具諸色は売ってしまひ、金にして内を出て来たは、こりゃこれ―といふものぢゃ」〈伎・韓人漢文〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前先」の意味・読み・例文・類語

まえ‐さきまへ‥【前先】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 進んで行く先の方。前方。また、将来のこと。ことのなりゆき。
    1. [初出の実例]「喧嘩もめったに前先(マヘサキ)の見えぬ事はせず」(出典浄瑠璃一谷嫩軍記(1751)二)
  3. ( 「前先が見える」の意で ) 先の見通しがきくこと。先見の明。
    1. [初出の実例]「道具諸色は売てしまい、金にして内を出て来たは、コリャ是前先といふ物ぢゃ」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む