前後左右傾斜指示器(読み)ぜんごさゆうけいしゃしじき(その他表記)gyro horizon

日本大百科全書(ニッポニカ) 「前後左右傾斜指示器」の意味・わかりやすい解説

前後左右傾斜指示器
ぜんごさゆうけいしゃしじき
gyro horizon
artificial horizon

水平儀または人工水平儀の法規上の呼び方。通称のほうが広く用いられている。航空機が雲や霧の中あるいは夜間など視界が悪く前後左右の傾きを判断する基準となる地球の水平線が見えないとき、回転するジャイロが空間で一定の方向を保ち続ける性質を利用して、計器内に人工的に水平線をつくりだし、航空機がその水平線に対して前後左右どのくらい傾いているかを指示する航空計器。長距離・長時間の飛行(夜間あるいは天候の悪い条件下での飛行も含まれる)を行う航空機にとって、欠くことのできない計器の一つとなっている。

[落合一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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