知恵蔵 「前方後円墳型積石塚」の解説 前方後円墳型積石塚(つみいしづか)(北朝鮮の) 中国との国境に近い北朝鮮の鴨緑江中流沿岸の松岩里(ソンアムリ)、雲坪里(ウンピヨンリ)で発見されたとの報告が1990年にあった、石積みの前方後円形の遺構。いずれも長さ20〜30mで計10基あり、出土した鉄器や馬具などから、紀元前2世紀から紀元前後のものという。高句麗独自の積石塚の一種だが、日本列島の前方後円墳の源流かも、と注目されている。 (天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by