前板(読み)マエイタ

デジタル大辞泉 「前板」の意味・読み・例文・類語

まえ‐いた〔まへ‐〕【前板】

牛車ぎっしゃ前後入り口に横に掛け渡した板。踏み板。
よろい前腰にある草摺くさずりゆるぎの板。
帯板おびいた2

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精選版 日本国語大辞典 「前板」の意味・読み・例文・類語

まえ‐いたまへ‥【前板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 牛車の、箱の前後の入口に横に掛け渡した板。ふみいた。
    1. [初出の実例]「うちおはしましつる御車のまへいたといふ物に押しかかりて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)楚王の夢)
  3. (よろい)前面にある草摺の称。揺(ゆるぎ)の板。きんかくし。〔本朝軍器考(1722)〕

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