前業(読み)ゼンゴウ

精選版 日本国語大辞典 「前業」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ごう‥ゴフ【前業】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。前世の業因。これによって現世禍福が定まるとされる。先業。
    1. [初出の実例]「今上陛下、武子文孫、重熙累洽、追尋前業、愈勧勒修」(出典日本文徳天皇実録(879)序)
    2. 「貧福苦楽は前世の業因よりあらはるるゆゑ、貴方のごとく富祐なるも前業(ゼンゴウ)なり」(出典:妙好人伝(1842‐52)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む