前田若尾（読み）マエダ ワカオ

20世紀日本人名事典

前田 若尾
マエダ ワカオ

大正・昭和期の教育者 洗足学園創立者。

生年

明治21(1888)年10月21日

没年

昭和22(1947)年10月6日

出生地

高知県土佐郡潮江村新町(現・高知市)

学歴〔年〕

渡辺裁縫女学校師範科〔大正6年〕卒

経歴

大正6年に卒業後、群馬県の身濃山補習女学校や東京の錦秋女学校で裁縫・家事・体操を講じる。この間、キリスト教に入信。のち、青山女学院の教壇に立ち、裁縫と聖書とを教えた。11年に日本絹撚会社女工監督となったのを経て13年平塚裁縫女学校を創立。15年には洗足高等女学校を併設し、のちの洗足学園の基礎を固めるが、昭和20年戦災で校舎は全焼。戦後、21年に校舎を川崎市に移して学園の再建に着手し、22年洗足女子中学校を開いた。学校経営のほかにも全国高等女学校協会理事・母と学生の会理事長・新日本女子教育者同盟委員長などを歴任した。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

前田若尾 まえだ-わかお

1888－1947　大正-昭和時代の教育者。
明治21年10月21日生まれ。東京の錦秋女学校,青山学院でおしえる。大正12年平塚裁縫女学校を創設,15年高等女学校を併設した。昭和21年川崎市に戦災で全焼した校舎の再建をはじめる。全国高等女学校長協会理事。昭和22年10月6日死去。60歳。高知県出身。渡辺裁縫女学校卒。

出典　講談社