前聖(読み)ぜんせい

精選版 日本国語大辞典 「前聖」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐せい【前聖】

  1. 〘 名詞 〙 まえの世に出た聖人。昔の聖人。⇔後聖
    1. [初出の実例]「是以前聖(ぜんセイ)慎而得法於将来也」(出典太平記(14C後)一)
    2. 「人倫をおさめ、至化(しく)を興し、中を民に建るは前聖の徳なり」(出典:信長記(1622)起)
    3. [その他の文献]〔東方朔‐七諫沈江〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「前聖」の読み・字形・画数・意味

【前聖】ぜんせい

昔の聖人。〔楚辞離騒〕心を屈し、志を抑へ 尤(とがめ)をんで(はじ)を攘(はら)ふ 白に伏して以て直きに死せん 固(まこと)にの厚うするなり

字通「前」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android