前聖(読み)ぜんせい

精選版 日本国語大辞典 「前聖」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐せい【前聖】

〘名〙 まえの世に出た聖人。昔の聖人。⇔後聖
太平記(14C後)一「是以前聖(ぜんセイ)慎而得法於将来也」
信長記(1622)起「人倫をおさめ、至化(しく)を興し、中を民に建るは前聖の徳なり」 〔東方朔‐七諫沈江〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「前聖」の読み・字形・画数・意味

【前聖】ぜんせい

昔の聖人。〔楚辞離騒〕心を屈し、志を抑へ 尤(とがめ)をんで(はじ)を攘(はら)ふ 白に伏して以て直きに死せん 固(まこと)にの厚うするなり

字通「前」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android