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 ゼ

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デジタル大辞泉の解説

ぜ【前】

[接尾]《「ごぜ(御前)」の略》人を表す語に付いて、尊敬の意を添える。「尼

ぜん【前】

[名]ある時点より早い時。順序として早く現れるほう。まえ。さき。
[接頭]
いまより一つまえの意を表す。「議長」「世紀」
現状になるまえの、の意を表す。「近代的」
二つに分けたもののまえのほうの意を表す。「半生」
[接尾]
名詞に付いて、それ以前である意を表す。「使用」「第二次大戦
助数詞。
㋐机・脇息・懸盤(かけばん)などを数えるのに用いる。
「一―の閼伽(あか)を備へて」〈今昔・一一・七〉
㋑神や社殿などを数えるのに用いる。
「摂社末社すべて三十余―、巍々(ぎぎ)としてつらなれり」〈滑・膝栗毛・八〉

ぜん【前】[漢字項目]

[音]ゼン(呉) セン(漢) [訓]まえ さき
学習漢字]2年
〈ゼン〉
空間的にまえの方。進んでいく方向。「前後前進前途前方前面前輪眼前現前敵前風前仏前面前目前門前
ある時点よりもまえ。「前回前期前日前代前兆前歴以前空前午前最前産前事前従前食前生前戦前
順序が先に出たほう。「前記前項前者前述前編前略
〈まえ〉「前髪前金腕前手前出前名前
[名のり]くま・さき・すすむ・ちか
[難読]前栽(せんざい)点前(てまえ)

まえ〔まへ〕【前】

[名]《「目(ま)方(へ)」の意》
普通の状態で顔または視線の向いている方向。おもて。前方。「まっすぐ―を向く」⇔後ろ
他人のいるところ。面前。「子供の―でそんなことは話すな」
建物などの正面。表の方。「駅の―の大通り」「像の―で記念写真をとる」⇔後ろ
その事柄に対した時の状況。「新企画の―に立ちはだかる難問」「厳格な規則の―には手も足も出なかった」
連続するものの初めの部分。さき。「行列の―を歩く」「―から八番目の席につく」⇔後ろ

㋐ある時点より前。「三〇分ほど―に電話があった」
㋑以前。むかし。「―に会ったことがある」「―のことを持ち出す」
順序の先のほう。「―からの約束」「―のページ」
身体の正面の部分。また、陰部。「―をはだける」「―を隠す」
前歴。特に、前科。「―がある」
10 正面の庭。前庭。
「ひとりしていかにせましとわびつればそよとも―の荻ぞこたふる」〈大和・一四八〉
11 神の御身。神を直接指すのを避けて付ける語。
「能く我が―を治めば」〈・上〉
12 神・貴人を敬っていう語。
「御―にも、えさはあらじとおぼしめしたり」〈・八七〉
13前神」の略。
「社一百九十八所…―一百六座」〈延喜式・四時祭上〉
14 連歌・俳諧で、前句のこと。
「この―出でて、座中暫(しばら)く付けあぐみたり」〈去来抄・先師評〉
15 女性の名の下に付いて、尊敬の意を表す。
「千手(せんじゅ)の―」〈平家・一〇〉
[接尾]
名詞や動詞の連用形などに付いて、それに相当する分量や部分などを表す。「五人―」「分け―」
名詞に付いて、その属性・機能などを強調する意を表す。「男―」「腕―」
[補説] 
2014年6月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2014」キャンペーンでの「前」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆目や顔、又は腹やつま先が向いている方向。時間的に昔のこと。未来やポジティブな思考を意味する向き。
こつぶさんの作品

◆動くものにおいては、そのものが進む方向。動かないものにおいては、他から眺めてもらいたい方の面。
shunさんの作品

◆使い方によっては「過去」にも「未来」にもなる言葉。
カワサッキーナさんの作品

◆夢や目標が存在する方向。
チラミンさんの作品

◆まだ自分の足跡がない場所。
ちりちりさんの作品

◆これからの人生において、未来のある方向。これまでの人生における、過去のひととき。
神月ゆうさんの作品
[下接語]朝飯(あさめし)前当たり前言い前板前一人(いちにん)前一丁前居(い)前後ろ前腕前上(うわ)前江戸前男前落とし前御(お)前御(おん)前片前気前切り前口前小(こ)前差し前下前自前錠前新前足し前出し前立ち前立て前点(たて)前建前手前出前戸前取り前名前鉢前半人前左前人前昼前前前真ん前右前向こう前目の前持ち前厄前両前分け前業(わざ)前割り前

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

ぜん【前】

[1] ( 名 )
ある時より先。まえ。以前。 「 -の会社では」 「吾輩の爪は-申す通り皆後ろ向きであるから/吾輩は猫である 漱石
官職・地位を表す名詞の上に付いて、「すぐまえの」「ひとつまえの」の意を表す。 「 -総理大臣」 「 -議員」
時代を表す名詞の上に付いて、それより先立つことを表す。 「 -近代」
名詞の下に付いて、それ以前である意を表す。 「紀元-」 「使用-」 「第一次大戦-」
( 接尾 )
助数詞。
机・脇息きようそく・懸盤かけばんなどを数えるのに用いる。 「二-の膳そなえを供せんとす/今昔 13
神や社殿を数えるのに用いる。 「摂社・末社すべて三十余-/滑稽本・膝栗毛 8

まえ【前】

〔「ま(目)へ(辺)」の意より〕
[1] ( 名 )
顔や視線の向いている方向、または場所。 ↔ うしろしりえ 「 -を見て歩く」 「お父さんの-でもう一度言ってみなさい」
(事物に方向があると考えて)正面の方向、または場所。
うしろしりえ 「家の-に空き地がある」 「計画の-に立ちはだかる障害」
事物の前方の部分。 「バスの-の方の席につく」
身体の正面の部分。着物などを着たとき、身体の正面にくる部分。 「 -がはだける」
人間の陰部。 「 -を隠して風呂にはいる」
順序の先の方。初めの方。さき。 「電話帳では青田より青木の方が-にある」
(時間的に)
現在またはある時点より以前。 「三十分ほど-に電話があった」 「この話は-から変だと思っていた」
ある行為・事態が成立する以前。 「食事の-に手を洗う」 「客が来る-に準備を調えておいた」
(「前の」の形で)さきの。直前の。
あとのち 「 -の首相」 「 -の正月」
前歴。特に、過去の罪。前科。 「 -がある」
(人を指す語句を受けて)その人に対する気がね・遠慮・体面などを示す。 「たたきつけてかへらうと思つたけれどなかやどの-もあるから/安愚楽鍋 魯文
形式名詞として用い、かねて思っていたとおりであること、ある判断に基づいていることを表す。 「それは元から覚悟の-であるのだ/魔風恋風 天外
貴人の面前。また、貴人に伺候すること。 「正月むつきのついたち頃に-許されたりけるに/後撰 春上詞
(上に「おお」「お」「み」を付けて)貴人その人をさす。 「お-にこそわりなく思さるらめ/源氏 夕顔
(「…のまえ」の形で)女性の名に添えて敬意を表す。 「名をば千手の-と申し候ふ/平家 10
僧侶に対するもてなしの食膳。 「講師の-、人にあつらへさせなどして/宇治拾遺 9
( 接尾 )
名詞や動詞の連用形などに付いて、それに相当する分量や部分などを表す。ぶん(分)。 「一人-」 「分け-」
人に関する名詞に付いて、その属性・機能などを強調する意を表す。 「男-」 「腕-」 「気-」

出典|三省堂
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