前触(読み)まえぶれ

精選版 日本国語大辞典 「前触」の意味・読み・例文・類語

まえ‐ぶれ まへ‥【前触】

〘名〙
① 前もって告げ知らせること。予告。まえじらせ。さきぶれ。
歌舞伎梅柳若葉加賀染(1819)大切「貴様に渡した昨夜の金は〈略〉極印のある前触(マヘブ)れの金とな」
② ある物事が起ころうとするしるし。前兆
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉中「雪でも降る前兆(マヘブレ)でせう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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