剛腸(読み)ごうちょう

精選版 日本国語大辞典 「剛腸」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ちょうガウチャウ【剛腸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 精神などが強くたくましいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「官長有剛腸、不歯」(出典菅家後集(903頃)哭奥州藤使君)
    2. 「もし廃棄抛郤せらるるを以て怨望せば、これ剛腸男子の事にあらず」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉四)
    3. [その他の文献]〔嵆康‐与山巨源絶交書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「剛腸」の読み・字形・画数・意味

【剛腸】ごうちよう(がうちやう)

剛胆。気が強い。魏・康〔山巨源(濤)に与へて交はりを絶つ書〕剛腸にして惡を疾(にく)み、輕肆(けいし)にして直言し、事にへば(すなは)ち發す。此れ甚だ不可なることの二なり。

字通「剛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android