剛腸(読み)ごうちょう

精選版 日本国語大辞典 「剛腸」の意味・読み・例文・類語

ごう‐ちょう ガウチャウ【剛腸】

〘名〙 (形動) 精神などが強くたくましいこと。また、そのさま。
菅家後集(903頃)哭奥州藤使君「官長有剛腸、不歯」
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉四「もし廃棄抛郤せらるるを以て怨望せば、これ剛腸男子の事にあらず」 〔嵆康‐与山巨源絶交書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「剛腸」の読み・字形・画数・意味

【剛腸】ごうちよう(がうちやう)

剛胆。気が強い。魏・康〔山巨源(濤)に与へて交はりを絶つ書〕剛腸にして惡を疾(にく)み、輕肆(けいし)にして直言し、事にへば(すなは)ち發す。此れ甚だ不可なることの二なり。

字通「剛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android