剣法(読み)ケンポウ

精選版 日本国語大辞典 「剣法」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぽう‥パフ【剣法】

  1. 〘 名詞 〙 剣を使って相手を倒す技術。剣術。剣道。
    1. [初出の実例]「武備志にも亦我が新影流の剣法を収む」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. 「篤胤の武学本論を読んで〈略〉一刀流の剣法を習得したといふ肌合の人である」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の剣法の言及

【剣道】より

…古代,《日本書紀》には〈多知加伎(たちかき)〉〈多知宇知(たちうち)〉とあり,〈撃刀〉という語も〈たちかき〉と訓じている。平安時代から鎌倉時代ころは〈太刀打(たちうち)〉,室町時代後期から江戸時代初期にかけては〈兵法(ひようほう)〉が多く用いられたが,江戸時代は〈剣術〉が最も多く,ほかに〈剣法〉〈刀法〉〈剣技〉などの名称も用いられた。明治時代は〈撃剣(げつけん)〉が多く用いられるようになる。…

※「剣法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android