精選版 日本国語大辞典 「剥片」の意味・読み・例文・類語
はく‐へん【剥片】
- 〘 名詞 〙 石から剥がれたかけら。また、はげ落ちたきれはし。
flake
考古学的遺跡から回収される石製遺物のうち,礫や石核から剥がされた石のかけら。このうち小形(1〜2cm未満)のものを砕片または細片として区別することもある。剥片は大きく分けて3つの面で構成される。(1)ハンマー(敲石(こうせき))と接触し,打ち剥がす力が加わった打面,(2)石核から剥がれた腹面(主要剥離面),(3)先行の剥片が剥離された跡をもつ背面。剥片は二次加工を経て定形的な石器の素材となる場合や,未加工のまま使用される場合もあるが,遺跡から出土する剥片のほとんどは二次加工や使用の痕跡をもたない。
執筆者:岩瀬 彬
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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