石核(読み)セッカク(その他表記)core

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デジタル大辞泉 「石核」の意味・読み・例文・類語

せっ‐かく〔セキ‐〕【石核】

石器をつくるとき、剝片はくへんをはぎとった残りのしん部分コア

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「石核」の意味・わかりやすい解説

石核
せっかく
core

コア。石器をつくる際に、原石から剥片(はくへん)をはがし取った残りの芯(しん)にあたるもの。形の整った剥片を得ようとする場合には、あらかじめ原石に加工して、円筒形円錐(えんすい)形、半円錐形、円盤形、舟底形、亀(かめ)の子形などの形をつくっておくが、これらは調整石核とよばれる。前期旧石器時代の後半以後、フランスのルバロワ遺跡の名をとってルバロワ型と名づけられた亀の子形石核から剥片をとる技術が生まれ、アフリカからヨーロッパ、さらにアジアの一部にまで広がった。また、後期旧石器時代に入ると、長さと幅の比率が2対1以上の細長い剥片――石刃を連続的に多量生産するための石刃核がつくりだされ、文化発展のための基本的な素材となった。

芹沢長介

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最新 地学事典 「石核」の解説

せっかく
石核

core

石器製作時に剝片を割り取った残りの石塊を石核と呼ぶ。石核それ自体が道具に加工される場合に石核石器という。旧石器~新石器時代を通じ,握斧その他の大形打製石器の大部分はこれに当たる。石核にも,石器製作技法の変化と関連して,時代と地域を背景に種々のタイプがあり,典型的なものにルバロア型石核・石刃石核・細石核がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石核」の意味・わかりやすい解説

石核
せっかく

英語ではコア core,フランス語でナクラス nucleusと呼ばれる。剥片石器を打剥する原材。1つ,あるいはいくつかの剥片が打剥された石核それ自体は残核として放棄されるが,ときとして加工して用いられたものもある。石核に残された剥離面,調整面,あるいは多面体,亀甲体,円盤体,プリズム体,円錐体などの形状から,剥片石器の発達を示すさまざまな特徴的作製技法をうかがうことができる。

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世界大百科事典(旧版)内の石核の言及

【化石】より

…内形雄型は二枚貝などの場合,対になった貝殻の間に粘土を入れてはさめば容易に得られるが,自然状態でも各種の岩石や鉱物により形成されている。これを核ないし石核(ドイツ語ではSteinkern)という。 古生物の生活活動の痕跡が岩石や鉱物の形で残存しているものは生痕化石と呼ばれる。…

※「石核」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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