副甲状腺ホルモン(読み)フクコウジョウセンホルモン

デジタル大辞泉 「副甲状腺ホルモン」の意味・読み・例文・類語

ふくこうじょうせん‐ホルモン〔フクカフジヤウセン‐〕【副甲状腺ホルモン】

副甲状腺から分泌されるホルモン。血液中のカルシウム濃度を維持する作用があり、骨に働いてカルシウムを放出させ、腎臓に働いてその再吸収亢進こうしんさせる。上皮小体ホルモンパラソルモンパラトルモンPTHparathormone)。

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精選版 日本国語大辞典 「副甲状腺ホルモン」の意味・読み・例文・類語

ふくこうじょうせん‐ホルモンフクカフジャウセン‥【副甲状腺ホルモン】

  1. 〘 名詞 〙 ( ホルモンは[ドイツ語] Hormon ) 副甲状腺が分泌するホルモン。骨からカルシウムを遊離させたり、腎尿細管でのカルシウムの再吸収と燐酸イオンの排出を促進させたりし、血液中のカルシウムの濃度を維持する作用がある。パラソルモン。

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世界大百科事典(旧版)内の副甲状腺ホルモンの言及

【副甲状腺】より

…甲状腺の左右両葉の背面に上下2対の計4個(ときに5個以上)存在する米粒大の内分泌器官である。小さな器官ではあるが,副甲状腺ホルモンを分泌し,体内のカルシウムCaやリンPの代謝の調節にあずかるたいせつな器官である。発生学的には内胚葉性で,四つのうち上の二つは第4鰓囊(さいのう)の上皮に,下の二つは第3鰓囊の上皮に由来する。…

【ホルモン】より

…両生類の変態を促進する。(4)副甲状腺ホルモン 上皮小体ホルモンあるいはパラトルモンともいわれ,84個のアミノ酸からなる。このうち1から34までのアミノ酸配列のものでも同じ作用をもつ。…

※「副甲状腺ホルモン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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