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力への意志 ちからへのいし

百科事典マイペディアの解説

力への意志【ちからへのいし】

ニーチェの遺稿の表題,また彼の根本思想を示す教説。原語《Der Wille zur Macht》。1882年以後,ニーチェが繰り返し計画したが未完に終わった遺稿は,妹エリーザベトが編集し,1901年に刊行したが,杜撰(ずさん)かつ誤解に満ちたもので,《権力への意志》という邦訳題もその弊をまぬがれていない。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

力への意志
ちからへのいし

権力への意志」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内の力への意志の言及

【永劫回帰】より

…ニーチェはヨーロッパが依拠してきたいっさいのものを――主体や意識や理性という概念も,科学や宗教や民主主義も――生の実相から離れた虚偽であると看破した。これらの背後にあるプラトン主義やキリスト教も実はニヒリズムの発現でしかないとする彼にとって,唯一の実在は,生成の全体としての自然であり,生の唯一の原理は〈力への意志〉となる。近代的な理性の歴史とその進歩信仰は単なる幕間劇としてその意義を失い,存在の全体の根本性格は無限の時間の中での有限な〈力への意志〉の戯れ,つまり永劫回帰であると彼は言う。…

【神の死】より

…〈神は死んだ〉と説いたニーチェにとって,神の死とは単にキリスト教の超克ではなく,ニヒリズムの宣言でもあった。ニーチェによると生の本質は〈力への意志〉であり,力への意志はみずからを維持するために必要な世界解釈を行う。キリスト教は弱者が虚構した世界解釈である。…

※「力への意志」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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