加々美武夫(読み)カガミ タケオ

20世紀日本人名事典 「加々美武夫」の解説

加々美 武夫
カガミ タケオ

大正・昭和期の官僚 大阪市長。



生年
明治23(1890)年8月

没年
昭和11(1936)年9月18日

出生地
山梨県

学歴〔年〕
東京高商〔明治45年〕卒,京都帝大〔大正4年〕卒

経歴
警視庁に入り、保安課長、東京市内の警察署長、大正8年大阪府特高課長などを経て、10年内務省事務官となりシベリア出張、滞在中にソ連からスパイ嫌疑を受け3週間投獄される。帰国後の同年末、7代目大阪市長・関一に懇望され助役となる。のち3期14年間関市政の中核として大阪市の近代化に伴う様々な問題を解決し同市の発展に貢献した。昭和11年関市長が任期中に病没し、市会の求めで8代目市長に就任するが、同年発病し退任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「加々美武夫」の解説

加々美 武夫
カガミ タケオ


肩書
大阪市長

生年月日
明治23年8月

出生地
山梨県

学歴
京都帝大〔大正4年〕卒

経歴
警視庁保安課長、大阪府特高課長などを経て、内務省事務官となる。大正10年シベリアに出張、スパイ容疑で投獄される。帰国後は大阪市助役となり、昭和10年大阪市長に就任。

没年月日
昭和11年9月18日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加々美武夫」の解説

加々美武夫 かがみ-たけお

1890-1936 大正-昭和時代前期の官僚。
明治23年8月生まれ。警視庁保安課長,大阪府特高課長などをへて内務省事務官となる。大正10年シベリアに出張,スパイの嫌疑をうけ投獄される。帰国後,大阪市助役となり,昭和10年市長に就任。昭和11年9月18日死去。47歳。山梨県出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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