加尾浦(読み)かおうら

日本歴史地名大系 「加尾浦」の解説

加尾浦
かおうら

[現在地名]小浜市加尾

宇久うぐ浦の東にあり、北は西小川にしおがわ浦で、西は若狭湾に面する漁村。文永二年(一二六五)三月日付の若狭中手西郷内検帳案(東寺百合文書)に「加尾浦六反内光里二反」とみえ、文和三年(一三五四)九月の税所今富内被付給人所々(紀氏系図裏文書)には「加尾浦田」とあって、今富いまとみ名に組入れられている。

正保郷帳によれば高三八石余、うち田方二〇石余・畠方一八石余と耕地は少ない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android