加納一郎(読み)カノウ イチロウ

20世紀日本人名事典 「加納一郎」の解説

加納 一郎
カノウ イチロウ

昭和期の極地探検研究家



生年
明治31(1898)年7月19日

没年
昭和52(1977)年7月12日

出生地
大阪市

学歴〔年〕
北海道帝大農学部林学科〔大正12年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本雪氷学会特別功労章

経歴
大学在学中、スキー部創設に加わり、冬季大雪山に初登頂。北海道庁に勤めた後大阪朝日新聞、農林省林業試験場に職を置き、極地探検を夢見る。戦後南極観測事業が開始されて派遣計画委員となり事業促進に尽力した。日本山岳会名誉会員。著書に「氷と雪」「山・雪・探検」「極地を探る人々」「わが氷と雪の回想」、訳書に「世界最悪の旅」「バード伝」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加納一郎」の解説

加納一郎 かのう-いちろう

1898-1977 昭和時代の極地探検研究家。
明治31年7月19日生まれ。母校北海道帝大のスキー部創設に参加。大雪山の冬季スキー登山初登頂に成功。朝日新聞大阪本社,農林省林業試験所に勤務。かたわら極地探検をめざす。戦後,南極観測事業開始ととにもに派遣計画委員となった。昭和52年7月12日死去。78歳。大阪出身。著作に「氷と雪」「山・雪・探検」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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