日本歴史地名大系 「加茂川町」の解説 加茂川町かもがわちよう 岡山県:御津郡加茂川町面積:一四一・三六平方キロ御津郡の北西部に位置し、東は建部(たけべ)町、南は御津町・岡山市、西は上房(じようぼう)郡賀陽(かよう)町・有漢(うかん)町、北は真庭(まにわ)部落合(おちあい)町・久米(くめ)郡旭(あさひ)町に接する。吉備高原の一画を占める標高三〇〇―五〇〇メートルの高原と、それを開析して旭川に注ぐ宇甘(うかい)川・豊岡(とよおか)川沿いの平地に集落が散在する。町域は天保郷帳の備前国津高(つだか)郡二九ヵ村(岡山藩領)と備中国賀陽郡二ヵ村(幕府領、倉敷代官所支配)からなる。明治二二年(一八八九)の町村制施行時には津高郡は加茂・福山(ふくやま)・上田(うえだ)・富津(とみつ)・豊岡・長田(おさだ)・新山(にいやま)・江与味(えよみ)の八ヵ村、賀陽郡は菅谷(すがたに)村一ヵ村であったが、同三七年富津・上田両村が合併して円城(えんじよう)村となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by