日本大百科全書(ニッポニカ) 「加藤陽一」の意味・わかりやすい解説
加藤陽一
かとうよういち
(1976― )
プロバレーボール選手。身長190センチメートル、アタッカー。8月12日、大分市に生まれる。1992年(平成4)大分工業高校に入学、93年世界ユース選手権大会に日本代表として出場、日本は2位となる。95年筑波大学に進学し、96~98年大学総合体育大会(インカレ)3連覇を達成、98年には最優秀選手(MVP)に選ばれた。同年、世界選手権に日本代表として出場したが、日本は15位に終わった。99年社会人(Vリーグ)では東レ(東レ・アローズ)に入社。2000年Vリーグの新人賞、敢闘賞受賞。その後、全日本の主将にも選ばれた。02年、イタリア・セリエA1のトレビゾ(SISLEY TREVISO)に入団。最初のシーズンのリーグ優勝に貢献し、オールスターゲームの外国人選抜チームにも選ばれた。2003年8月ギリシアリーグ1部のPAOKと契約した。安定したレシーブが持ち味で、正確なスパイクにも定評がある。
[大下勇次]