助兵衛(読み)スケベエ

デジタル大辞泉 「助兵衛」の意味・読み・例文・類語

すけ‐べえ〔‐ベヱ〕【助衛】

[名・形動]助平すけべい」に同じ。「助兵衛そうな顔つき」

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精選版 日本国語大辞典 「助兵衛」の意味・読み・例文・類語

すけ‐べ【助兵衛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =すけべえ(助兵衛)
    1. [初出の実例]「堺の者か通ふ塩尻〈西六〉 ばいの実のからに成りてもすけへいしゃ〈西吟〉」(出典:俳諧・西鶴五百韻(1679)早何)
    2. 「意地がきたなくて、老ぼれて、それにすけべったらないんですからね」(出典:苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉三)

すけ‐べえ‥ベヱ【助兵衛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 好色なこと。また、そのようなさまや、そのような人。すきもの。いろごのみ。すきべえ。すけびょうえ。すけべい。すけべ。すけ。
    1. [初出の実例]「同じ兵衛(べえ)でも少しの事で。助兵衛でなふて仕合せでござります」(出典浄瑠璃神霊矢口渡(1770)一)

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