助平(読み)スケベイ

デジタル大辞泉 「助平」の意味・読み・例文・類語

すけ‐べい【助平】

[名・形動]《「す(好)き」の変化した「すけ」を擬人化したもの》色事を好むこと。また、そういう人や、そのさま。好き者。すけべえ。すけべ。「根っからの助平」「助平な客」
[類語]色好み好色すけべえ好き者漁色女好き男好き・色を好む・プレーボーイ女たらし女殺し好色家鼻下長びかちょう変態助兵衛ったらしい惚れっぽい惚れる愛する恋する好くめる焦がれる思う慕う愛慕思慕恋慕惚れ込む見とれる見惚れる惚れ惚れ一目惚れ懸想けそう目尻を下げる思いを掛ける気がある多情浮気移り気気が多い熱し易く冷め易い気移り心移り色気違いマダムキラーレディーキラー手が早いちゃら浮気者艶福艶福家放蕩ほうとう蕩児とうじ遊蕩ゆうとう色魔女狂い男狂い

すけ‐べ【助平】

[名・形動]すけべい」に同じ。「助平なおやじ」「むっつり助平

すけひら【助平】

平安末期の備前刀工高平包平かねひらとともに三平さんぴらとよばれた。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「助平」の意味・読み・例文・類語

すけ‐べい【助平】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =すけべえ(助兵衛)
    1. [初出の実例]「面躰大かた小桜なり采体(とりなり)のすけべいらしき所隠居千之介に能似たれば」(出典評判記・野郎立役舞台大鏡(1687)小桜千之助)

すけひら【助平】

  1. 平安末期の備前の刀工。いわゆる古備前派名工で、古来、高平、包平(かねひら)とならんで備前三平(さんひら)と称される。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「助平」の解説

助平 すけひら

?-? 平安時代後期の刀工。
備前(岡山県)の古備前鍛冶(かじ)のひとり。高平(たかひら),包平(かねひら)とともに備前の三平(さんひら)といわれる。遺品はすくなく,銘のある作は宮内庁太刀(たち)と日光東照宮焼身(やきみ)の太刀の2口(ふり)。

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