劫奪（読み）コウダツ

デジタル大辞泉

こう‐だつ〔コフ‐〕【^×劫奪】

［名］(スル)おびやかして無理に奪うこと。きょうだつ。
「人ありて之を―す」〈杉亨二・明六雑誌一六〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ごう‐だつゴフ‥【劫奪】

1. 〘 名詞 〙 ( 「劫」はおびやかすの意 ) おびやかしてむりやりに奪うこと。きょうだつ。
   1. [初出の実例]「若无_二国主_一、強弱相戦、貴賤劫奪、身命難_レ保」(出典：性霊集‐八（1079）講演仏経報四恩徳表白一首)
   2. 「他の財産を劫奪せんが為に強兵以て要するが如きは」(出典：開化本論（1879）〈吉岡徳明〉上)
   3. [その他の文献]〔史記‐日者伝〕

きょう‐だつケフ‥【劫奪】

1. 〘 名詞 〙 おびやかしてうばうこと。強奪。ごうだつ。

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【劫奪】きよう（けふ）だつ

おどして奪う。〔論衡、国〕天下～にく。～故を以て路に盜の跡無く、深幽迥(けいぜつ)にも劫奪の姦無し。

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出典　平凡社「普及版 字通」