労き(読み)イタズキ

デジタル大辞泉 「労き」の意味・読み・例文・類語

いたずき〔いたづき〕【労き/病】

平安時代は「いたつき」とも》
ほねおり。苦労
「―もなく、人の家刀自いへとうじにぞなりにける」〈平中一八
病気
「身に―の入るも知らずて」〈古今仮名序

いたつき【労き/病】

いたずき

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精選版 日本国語大辞典 「労き」の意味・読み・例文・類語

いたつき【労・病】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「いたつく(労)」の連用形名詞化。「いたづき」とも )
  2. 骨折り。苦労。
    1. [初出の実例]「そのいたつき限りなし」(出典:大和物語(947‐957頃)一四七)
  3. 病気。
    1. [初出の実例]「咲く花に思ひつくみのあぢきなさ身にいたつきのいるも知らずて」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
    2. 「Itazzuqi(イタヅキ)マイラセ ソロ」(出典日葡辞書(1603‐04))

いたずきいたづき【労・病】

  1. 〘 名詞 〙いたつき(労)

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