労働安全衛生総合研究所(読み)ロウドウアンゼンエイセイソウゴウケンキュウショ

デジタル大辞泉 「労働安全衛生総合研究所」の意味・読み・例文・類語

ろうどうあんぜんえいせい‐そうごうけんきゅうしょ〔ラウドウアンゼンヱイセイソウガフケンキウシヨ〕【労働安全衛生総合研究所】

事業場における災害予防労働者の健康の保持増進、職業性疾病に関する総合的な調査研究を行う国の研究所。平成18年(2006)産業安全研究所と産業医学総合研究所を統合して設置。平成28年(2016)労働者健康福祉機構と統合し、労働者健康安全機構の一部門となった。JNIOSHJapan National Institute of Occupational Safety and Health)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「労働安全衛生総合研究所」の意味・わかりやすい解説

労働安全衛生総合研究所
ろうどうあんぜんえいせいそうごうけんきゅうじょ

独立行政法人労働者健康安全機構に属する研究機関。産業安全および労働衛生分野における総合的研究を行う。英語名はNational Institute of Occupational Safety and Health, Japan、略称はJNIOSH。2006年(平成18)4月、産業安全研究所と産業医学総合研究所が統合して設立された。産業安全研究所は、1942年(昭和17)に厚生省産業安全研究所として設立され、1947年(昭和22)労働省発足とともに労働省産業安全研究所となった。一方、産業医学総合研究所は1956年に労働省労働衛生研究所として設立され、1976年に労働省産業医学総合研究所となった。両研究所はそれぞれ、2001年1月の中央省庁再編に伴い厚生労働省に所属変更し、同年4月には独立行政法人に移行。この2法人が2006年に統合して独立行政法人労働安全衛生総合研究所が設立された。さらに2016年、同研究所は独立行政法人労働者健康福祉機構と統合して独立行政法人労働者健康安全機構が設立され、同機構の研究所となった。本部所在地は東京都清瀬市梅園(うめぞの)。

[編集部 2017年6月20日]

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