労働者健康福祉機構(読み)ロウドウシャケンコウフクシキコウ

デジタル大辞泉 「労働者健康福祉機構」の意味・読み・例文・類語

ろうどうしゃけんこうふくし‐きこう〔ラウドウシヤケンコウフクシ‐〕【労働者健康福祉機構】

労災病院や産業保健推進センター(現産業保健総合支援センター)の運営労働者に対する未払い賃金立て替え払い事業などの業務を行った、厚生労働省所管の独立行政法人。平成16年(2004)労働福祉事業団の主要な業務を継承して設立。平成28年(2016)労働安全衛生総合研究所と統合し労働者健康安全機構となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「労働者健康福祉機構」の意味・わかりやすい解説

労働者健康福祉機構
ろうどうしゃけんこうふくしきこう

勤労者医療や産業保健関係者への支援、未払賃金立替払事業などを行った厚生労働省所管の独立行政法人。英語名はJapan Labour Health and Welfare Organization。現在の独立行政法人労働者健康安全機構の前身で、2004年(平成16)「独立行政法人労働者健康福祉機構法」(平成14年法律第171号)に基づいて設立された。1949年(昭和24)2月、労働省は日本最初の労災病院である九州労災病院を開設。その後各地に労災病院が開設されたが、同年9月以降、その運営は財団法人労災協会に委託されていた。1957年、労働福祉事業団が設立され、労災病院の運営は同事業団に移管。2004年4月、労働福祉事業団は独立行政法人化され、労働者健康福祉機構に改称した。2016年、同機構は労働安全衛生総合研究所と統合し、労働者健康安全機構となった。

[編集部 2017年6月20日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「労働者健康福祉機構」の意味・わかりやすい解説

労働者健康福祉機構
ろうどうしゃけんこうふくしきこう

独立行政法人労働者健康福祉機構法 (平成 14年法律 171号) に基づき,2004年に設立された独立行政法人。労働者の福祉の増進をはかることを目的として,おもに勤労者に対する医療相談および医療の提供,産業保健関係者に対する研修・情報の提供,労災病院等医療施設の設置および運営,倒産等による未払い賃金の立て替え業務を行なっている。厚生労働大臣監督もとに置かれ,役員は理事長1人 (任期4年) ,理事4人 (任期2年) ,監事2人 (任期2年) で構成される。

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