労働者制定法(読み)ろうどうしゃせいていほう(その他表記)Statute of Labourers

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「労働者制定法」の意味・わかりやすい解説

労働者制定法
ろうどうしゃせいていほう
Statute of Labourers

14世紀半ば以降イギリスで制定された労働者規制法。特に 1351年の立法が代表的。黒死病の大流行による農村人口の減少と農業労働者の賃金の高騰が深刻化したため,低賃金の農村労働力確保と物価統制を目的に,1349年に勅令が発布された。それをさらに詳細,厳密に規定したのが 1351年の立法で,封建領主層の利益を代表した。しかし農民の抵抗と労働力の不足によって特に効果は得られず,のちのワット・タイラーの一揆 (1381) やジャック・ケイドの一揆 (1450) に代表されるイギリス農民一揆の一因ともなった。

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