動物珪酸体(読み)どうぶつけいさんたい

最新 地学事典 「動物珪酸体」の解説

どうぶつけいさんたい
動物珪酸体

animal opal

土壌や地層中の骨片は,その起源,化学性,鉱物学的特徴から動物珪酸体(宇津川徹ほか,1979)という。動物珪酸体の出現は,現地性由来のもの(地層の生成環境の推定),異地性由来のもの(古砂丘やレス),考古遺物(土器胎土)などから情報が得られる。微化石として生物起源の海綿動物の骨片は,陸成層・沿岸成層・海成層および淡水成層中で検出されている。従来,地質学の分野で,部分化石はチャートの生成や環境復元に利用された。イギリスのF. Smithson(1959)が土壌中から海綿動物起源の珪質(Opal)骨片を検出して以来,日本の第四紀層などで確認された。珪質骨片・骨針(opal sponge spiculesと呼ぶ)は非結晶質の珪酸体で,形状は分類群によって異なる。海綿の骨格は生物学的に主大骨片と微小骨片とに分けられる。主大骨片は一軸型・三軸型・四軸型・多軸型があり,微小骨片は星状体・シグマ体などが認められる。写真は,テフラ中の動物珪酸体の骨片(①走査電子顕微鏡の骨片,②光学顕微鏡の骨片で中央に管が見られる)。参考文献宇津川徹ほか(1979)ペドロジスト,23巻:30

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参照項目:植物蛋白石

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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