植物蛋白石(読み)しょくぶつたんぱくせき(その他表記)plant opal, phytolith

岩石学辞典 「植物蛋白石」の解説

植物蛋白石

(1) 一般に生きた植物から分泌されてできた顕微鏡的な大きさの石あるいは鉱物組織であって,しばしばcalcium oxalateあるいはオパール質珪酸でできている.(2) 植物の活動または植物の遺骸でできている[隅田 : 2002].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の植物蛋白石の言及

【プラント・オパール】より

…イネ科植物などに含まれる多量のケイ酸が細胞に集積したもの。植物ケイ酸体,植物タンパク石ともいう。とくに葉身にある細胞ケイ酸体は,種により特有の形と大きさを示し,考古学などではこれを利用し,遺跡の土壌や土器の胎土中のプラント・オパールの同定により,農耕の起源に迫ろうとする研究が進められている。…

※「植物蛋白石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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