最新 地学事典 「古砂丘」の解説
こさきゅう
古砂丘
ancient dune
更新世あるいはそれ以前に形成された砂丘。古土壌や姶良Tn, 大山倉吉,阿蘇4などの広域テフラで覆われたり挟まれたりしていることで認定。更新世後期の古砂丘は日本海側に沿う砂丘地帯に,完新世の砂丘に埋もれて広く分布。これらは下末吉期の段丘構成層を覆うとされ,砂丘の形成は主として同期から立川期にわたる。佐賀県唐津,海の中道,玄海砂丘,山口県安岡砂丘,出雲砂丘,鳥取砂丘,新潟県潟町砂丘,青森県津軽砂丘などが代表的。古砂丘形成期は,古土壌を挟んで少なくとも4~5期に区分。古土壌はレス状砂と呼ばれ,その起原が議論されてきた。近年,古砂丘に含まれる微細石英の酸素同位体比等に基づいて,黄砂などの風成塵に由来することが裏づけられてきた。
執筆者:遠藤 邦彦・赤木 三郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

