動物繊維(読み)ドウブツセンイ

デジタル大辞泉 「動物繊維」の意味・読み・例文・類語

どうぶつ‐せんい〔‐センヰ〕【動物繊維】

動物から得られる繊維主成分たんぱく質羊毛・絹など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「動物繊維」の意味・わかりやすい解説

動物繊維【どうぶつせんい】

動物体の分泌物または体毛から得られる繊維類の総称。主として織物に利用。分泌物として一般に利用されるものは家蚕絹,柞蚕(さくさん)絹,天蚕(てんさん)絹などで,主成分はタンパク質フィブロイン。体毛のうち広く使用されるものは,羊毛,ヤギ毛,モヘア,カシミヤヤギ,アルパカラクダウサギビーバー,豚毛などで,主成分はタンパク質ケラチン。焼くと特有の臭気を発するので植物繊維と識別され,保温性,弾性も大きい。アルカリに弱く,酸に強い。
→関連項目繊維

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世界大百科事典(旧版)内の動物繊維の言及

【繊維】より

…これらはおもにセルロースからできている。生産されている動物繊維は大部分が羊毛である。羊毛の世界生産高は年産約160万tである。…

※「動物繊維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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