勘問(読み)カンモン

デジタル大辞泉 「勘問」の意味・読み・例文・類語

かん‐もん【勘問】

取り調べること。責め問うこと。
ひとやに居る事既に五、六度になると云ふとも、度毎に必ず―する事なし」〈今昔・一三・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勘問」の意味・読み・例文・類語

かん‐もん【勘問】

  1. 〘 名詞 〙 罪状を調べながら訊問すること。責め問うこと。
    1. [初出の実例]「件婢等以今年五月六日迯来、即捉正身申送者、国勘問、申云」(出典:菅孝次郎氏所蔵文書‐天平勝宝三年(751)五月二一日・下総国司解)
    2. 「維衡をば左衛門の府弓場(ゆば)に被下れ、致頼をば右衛門の府の弓場に被下されて、共に被勘問(かんもんせらるる)に」(出典:今昔物語集(1120頃か)二三)
    3. [その他の文献]〔白居易‐奏所聞状〕

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普及版 字通 「勘問」の読み・字形・画数・意味

【勘問】かんもん

査問

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