デジタル大辞泉
「勘気」の意味・読み・例文・類語
かん‐き【勘気】
主君・主人・父親などの怒りに触れ、とがめを受けること。また、その怒りやとがめ。「勘気をこうむる」「勘気に触れる」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かん‐き【勘気】
- 〘 名詞 〙 目上の人から、とがめをうけること。臣下、奉公人、子どもなどが、主君、主人、親などの怒りにふれること。また、そのとがめや怒り。勘当。
- [初出の実例]「頼朝又免二勘気一云々」(出典:玉葉和歌集‐寿永三年(1184)二月三日)
- 「よしや此事師の尼にもれて未来永劫(みらいゑうごう)の勘気(カンキ)をかうぶるとも」(出典:浮世草子・花の名残(1684)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の勘気の言及
【勘当】より
…そのことは,家族生活をめぐる諸事象については各地でそれを表現する独自の民俗語彙(ごい)があるのに対し,勘当にはそれに相当する民俗語彙がなく,全国的に法制上の用語である勘当が使用されていることで裏付けられる。【福田 アジオ】 平安時代から中世にかけて,天皇や主君の勘気をこうむること,および親が子との関係を断絶すること(この意味では[不孝](ふきよう),[義絶]ともいう)を勘当と称した。江戸時代になると,勘当の語は主として親子関係を断絶する行為を意味したが,ほかに師匠が弟子との師弟関係を断つ場合にも用いられた。…
※「勘気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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