勧学院の雀は蒙求を囀る(読み)カンガクインノスズメハモウギュウヲサエズル

デジタル大辞泉 「勧学院の雀は蒙求を囀る」の意味・読み・例文・類語

勧学院かんがくいんすずめ蒙求もうぎゅうさえず

勧学院の雀は、学生が「蒙求」を読むのを聞き覚えて、それをさえずる。ふだん見慣れ聞き慣れていることは、自然に覚えるというたとえ。門前の小僧習わぬ経を読む。

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精選版 日本国語大辞典 「勧学院の雀は蒙求を囀る」の意味・読み・例文・類語

かんがくいん【勧学院】 の 雀(すずめ)は蒙求(もうぎゅう)を囀(さえず)

  1. ( 勧学院の軒端の雀は、学生が「蒙求」を読むのを聞き習って、それをさえずるの意 ) 常に見たり聞き慣れたりしていると自然におぼえるということわざ。勧学院の雀。門前の小僧習わぬ経を読む。
    1. [初出の実例]「ゐなか山寺にただしばし侍りしに、勧学院のすずめは蒙求をさへづり」(出典:宝物集(1179頃))

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ことわざを知る辞典 「勧学院の雀は蒙求を囀る」の解説

勧学院の雀は蒙求を囀る

勧学院にいる雀は、学生が「蒙求」を読むのを聞いておぼえ、それをさえずる。身近に見たり聞いたりしていることは、自然に習いおぼえることのたとえ。

[解説] 「勧学院」は、平安時代藤原氏子弟を教育するために建てられた学校

[類句] 門前の小僧習わぬ経を読む

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