勧戒(読み)カンカイ

デジタル大辞泉 「勧戒」の意味・読み・例文・類語

かん‐かい〔クワン‐〕【勧戒】

[名](スル)
仏語。戒を受けるようすすめること。
勧誡かんかい」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勧戒」の意味・読み・例文・類語

かん‐かいクヮン‥【勧戒・勧誡】

  1. 〘 名詞 〙 善を勧め、悪を戒めること。よくなるように忠告すること。
    1. [初出の実例]「比興争宣気質衝揚、風雅勧戒煥乎可観」(出典性霊集‐序(835頃))
    2. 「嘗て彌氏(ミルレル)を勧戒して曰く」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐序〕〔法華文句‐五下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「勧戒」の読み・字形・画数・意味

【勧戒】かん(くわん)かい

善をすすめ悪を戒める。〔三国志、蜀、諸亮伝評〕刑峻なりと雖も、怨む無し。其の心を用ふることらかにして、なるを以てなり。治の良才~と謂ふべし。

字通「勧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android