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匂い袋 ニオイブクロ

大辞林 第三版の解説

においぶくろ【匂い袋】

香料を入れた小さい袋。特に夏期、身につけたり、部屋にかけたりする。衣類の防虫香ともする。 [季] 夏。 《 紫の-を秘めごころ /後藤夜半 》

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

匂い袋
においぶくろ

金襴(きんらん)、錦(にしき)などの高級織物の小さな袋の中に、丁子(ちょうじ)、じゃ香、白檀(びゃくだん)などの香料を入れたもの。主として腰提げ、懐中物あるいは衣服の間に入れた。元来は邪鬼を払うために利用された薬玉(くすだま)の変化したものである。江戸時代中期には小袖(こそで)の袖形をした匂い袋がつくられ、女の身だしなみとして愛用された。しかし香水の発達した現在では好事家(こうずか)の女性間に愛用されているにすぎない。[遠藤 武]

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